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一応日記的なもの

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ヒーローファイル第二回の紹介は、古武術で戦う義賊ヒーロー、フォクシーレディ。
この場合は女性なので正確には本来の意味のヒロインか。


比較的新しい作品であり、既に女性のヒーローものはいくつか存在していたが、中でもフォクシーレディは人気作である。
作者が新人であったために、人気取りもあってか初期は色っぽいサービスシーンが多かった。
しかしフォクシーレディのヒーロー像は当初からしっかりとしていたために、人気が確固たるものになるにつれ、それに沿って次第にスタイリッシュな様式になっていく。


男性には勿論、意外と女性のファンも少なくない。


また、フォクシーレディは昔実在した狐の女義賊、ロビーナ・フッドをモデルとしているのも有名である。




主人公フォクシーレディに変身するのはシルヴィア・シャーウッドという名の少女。
有名なお嬢様学校に通っている。シャーウッド家はその昔王家に仕えていた特殊な布を扱う匠の家系であり、それにより繁栄していたが今は廃れ、いわゆる没落貴族のような状態にある。


何とか屋敷を維持しているものの、彼女の母は若くして他界。考古学者の父はある時行方不明になってそのままである。
その為、今屋敷にはシルヴィアと、昔から家に仕えているクマのじいや(本名リトル)しかいない。


彼女は極度の恥ずかしがりやであり、袖を捲ることすら恥ずかしくて出来ない。
普段はボディラインの出る服は勿論苦手で、学生服も自ら改造したロングスカートを着用している。


毎年学校の衣替えと、夏の水泳の授業が激しく憂鬱。




シャーウッド家には裏の顔がある。それは王家直属戦士としてのもので、
その昔は影から王家を護ってきていた。


彼らは独自の体術『イカリ』を体得しており、その技術は今も尚伝えられている。
勿論シルヴィアも幼少時から訓練を密かに受けており、イカリの体得者である。


しかしその訓練のせいでなかなか遊べなかった子ども時代と、彼女の場合尋常じゃない恥ずかしがりやのせいで、シルヴィアには友達が多くなく、特に異性との付き合いはほとんど全くないに近い。


イカリとは基本的に力を変換する体術で、剛を柔で制すものである。


太極拳などに近いものがあるが、イカリは普段眠っているエネルギーでさえ活性化させ扱うことも出来るので、正確には他の武術とはまた異なる特殊技術と思っていいだろう。


どちらが先かは今となっては分からないが、イカリの作法により、シャーウッド家はとても特殊な繊維加工が出来たという。




シルヴィアは正確に言うとフォクシーレディ『Ⅲ世』である。


仕えていた王家が衰退し、人々に気付かれぬまま擦り切れていくにつれ、世間との関係も薄れていくシャーウッド家だったが、悪質な独裁者、悪質な権力者が街に現れては、正体を隠し、彼らを相手に義賊行為を行ったのがその始まりである。


それはかなり昔に始まるのだが、その街の混乱期には周期というものがあり、Ⅰ世、Ⅱ世と数えられているものの、実際にはそれぞれのフォクシーレディはかなり世代が違う。
シルヴィアの前のⅡ世などは、既に6世代も隔たりがある。


ちなみにどういう訳か、混乱期に限ってシャーウッド家は女性がばかりが産まれていた事になる。


そして現代、多くの自己中心的な悪徳金持ちが、裏社会と手を組む混乱期に街は直面していた。かくしてシルヴィアは、フォクシーレディⅢ世として、市民の為に立ち上がることになる。




フォクシーレディは前述の特殊体術、イカリとその身軽さで戦う。
また、代々伝えられ改良もされてきた特製の可変ダガー『コゲツ』も彼女の千変万化な戦術の幅を広げる。


コゲツは通常の短剣形態、ムチ形態、更に瞬時に高い段差等をクリア出来るワイヤーフックとしても扱うことが出来る。


ワイヤー、つまりムチにもなる部分はイカリを応用して紡いだもので、柔軟にして鋭さも持ち、如何なるエネルギーも受け流すことが出来る。


フォクシーレディのスーツにもイカリを応用した技術が使われており、いかにも色々こぼれてしまいそうな危ういデザインのコスチュームだが、イカリの作法で身体に吸着し、イカリの作法でのみ脱ぐことが出来るので、見た目以上に着易く、脱ぎ易く、脱げ難い。生地は薄いが耐久性にも優れ、かつどんな布よりも軽い。


ちなみにこれはリトルが先代フォクシーレディの衣装をリニューアルしたものである。


勿論恥ずかしがりやの極致であるシルヴィアにとってこの衣装の着用は拷問でしかないが、マスクを付けてしまうとスイッチが入るらしく、そこからは全く平気。


性格も冷静沈着な、いわゆる『出来るカッコイイ女性』となる。


フォクシーレディは様々なヒーローの中でもかなり素顔に近い筈だが、普段とのギャップがありすぎる為に、そのギャップ自体が正体を隠すマスクとなっているようだ。


因みにスーツの各部にあるファー状の部分は、イカリの作法で引き抜くことでクナイに武器化する優れものである。


クナイの大きさと形状は、引き抜いたファーの量に応じて変化する。
武器化は数時間程度で解除され、解除と同時に塵となってしまう。

 


 

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彼の名はウォーレン・トレイシー。30歳。


敏腕の捜査官で、今回新たにフォクシーレディの専任となった。


部下達からの人望は厚いがいわゆる仕事バカであり、それが原因で既にバツイチである。子どもはいない。


その腕で何度もフォクシーレディを追い詰めるも、最後はいつも彼女の知略に出し抜かれてしまう。


フォクシーレディの義賊行為による市民の恩恵の深さは感じているし、
別件で追っていた事件を彼女が間接的に解決へ手助けしてくれた事もあり、彼女に対して一定の評価はしているが、その真面目さ故にどこまでいっても盗賊行為には違いないとして頑として姿勢は崩さない。


彼女からは刑事さんと呼ばれている。


共闘した際にフォクシーレディの命の危機を救ったことがあり、以来彼女の態度が少々変って困惑している。
次第に個人的な感情も芽生えるが、あくまで不即不離な関係を保とうとしている。


シルヴィアとしては、年上の男性であるウォーレンに対して、行方不明の父親の面影感じてしまうのかもしれない。

 

 

 

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彼はフォクシー・レディにおけるにおけるヴィランの総元締め、コーザ・“ブラックハート”・モル。


どこからともなく街に現れ、悪徳な金持ち達を、市民の生活を省みぬ“マネーゲーム”に誘い込む男。


性格は自分曰くほとんど最悪。服の趣味も良くない。


かなりの女好きで、やたらとはべらせたい願望があるらしく、フォクシーレディにも興味がありやたらと口説こうとするが、自分以外の生き物に対しての興味や愛情は一定以上は全く持っていないらしい。


故に彼の『経営』にはプライドも仁義も慈悲もなく、様々なタブーや裏社会のご法度さえも無視している為、一般市民にとどまらず、マフィアンソサエティさえも彼には混乱している。


ゲームはあくまで趣味の一環であるらしく、彼には金銭的価値とはまた領域を逸した独自の野望があるようだ。


あだ名であるブラックハートは彼の目のクマの形やその心無い行動から名付けられた。

 

 


 

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彼女の名はヴィクシー・ベラドンナ。ブラックハートの相棒であり、彼専属の殺し屋兼護衛人。
通称ギンギツネのヴィクシー。


フォクシーレディ以上にきわどく、そしてどこか酷似したコスチュームを身に纏う。


物静かではあるが、殺し屋の癖におしゃべりではある。しかしその能力の高さは一品。


彼女も何故かイカリを体得しており、その技術の高さはフォクシーレディ以上とも。
また、フォクシーレディのコゲツに酷似した可変ダガー、『ソルコ』を使う。


スーツもフォクシーレディ同様イカリの技術が使われており、ファーの部分はやはり同じようにして武器化する。


ブラックハートと共通の目的があるらしいが、共に生まれなどのプロフィールは全くの謎で、シャーウッド家だけが受け継いできた特殊技能を彼女が何故持っているのかも謎である。


フォクシーレディの事を気に入っており、やたらと絡みたがる節がある。
常に自分の方が一枚上手であるという意識があるらしく、フォクシーレディをからかうのが楽しいらしい。


フォクシーレディと最も異なるところは、彼女が意識的に自分のスタイルの良さをも率先して武器とするところである。ブラックハートいわく、「いかなる男もあの女には敵わない。」


        

 


 

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次回、ヒーロー紹介第三回の更新はこのヒーローだ!
ほどほどにお楽しみにね!



 

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ヒーローファイル第一回の紹介は、自作の特性パワードスーツを着込んで戦う鋼のヒーロースーパーニャン。


スーパーニャンはヒーローコミック黎明期に登場したヒーローで、
たまたまだが、犬の主人公が多かったこのジャンル初の猫のヒーローであり、
また、当時の主力であり今も定番である、生来の肉体パワー型ではない初めてのヒーローでもあった。


主人公スーパーニャンに変身するのは、トム・スタントという名の発明家の青年。
大学生でもあり、あまり家が裕福でなく、優秀だが典型的な苦学生。


その上賑やかな付き合いが苦手であり、友達は多めに見積もっても少ない方である。




彼は身体の不自由な人の為の、コンパクトで万能な補助器具全般を開発しており、
それは既に素晴らしい性能を持っていたが、扱いにはかなり絶妙なコツが必要で、少々扱いを間違えると、
無駄な程にまでパワフルな力を発揮してしまうという致命的な難点があった。


皮肉にも、彼の発明した補助器具はどれも、発明した彼同様、コミュニケーションが苦手だったのだ。
彼の家はどんどんボロになるが、バイトのお金は学費と機械の試作開発費で手一杯であった。




そんなある日、彼は目の見えない人のための空間把握補助機のテストをしていた。


それは視覚を取り戻す、または呼び覚ますという事を補助器具で実現することが、現段階の彼の技術では困難である、
というところから端を発した『空間把握補助』というコンセプトの一種のレーダーであったが、


それは既に視覚で捕らえる以上に『物を把握出来る』優れた機能に達していた。


ただその分情報量は多く、それには少々慣れが必要であり、
かなり重いので小型化も必要だし、起動にも時間がかかり、脱着も面倒だった。


さて、まさにそのテスト中の事である。


突然彼の家は停電に見舞われた。既に日は暮れ、辺りは真っ暗だった。


しかし、彼は装着している補助機が起動し始めたおかげで、よく『見え』始めていた。
しかし彼はある異変に気付く。
隣の部屋で、棚を漁る者が『見えた』のである。


ドロボウに気付いたトムは一目散に部屋へ向かう。ドロボウは逃げる。


それを追うが、器具が重く、起動の途中であったために思うように走れない。
部屋の中を逃げるドロボウを追ううちに、彼はその辺に放っておいた、『コミュニケーション不全な腕力や脚力、背筋力の補助機』を偶々次々と装着していく。


アンバランスなパワーは徐々に安定し、空間把握補助機は遂に完全に起動した。


外で待機させていた仲間と共に車で逃げるドロボウを走って追いかけ、そのパワーを持ってお縄に付ける事になる。




少々説明が既に長くなってしまったが、これが彼のヒーロー活動の発端だ。


その後彼は補助器具たちを統合し、全身のパワードスーツとして、ヒーロー活動用に仕上げることになる。




彼は視覚以上の感覚を持って、強化された基礎体術と、装備した武器を用いて悪と戦う。
装備する武器は基本的に打撃用武器と刃物に限られており、飛び道具は左手首から射出される捕獲用ネットのみである。


背中のマントはいくつかの形に変形をする代物で、グライダーにも盾にもなり、そして時には大きな爪状の武器にもなる。




彼のスーツデザインは、彼自身が異国の古来の鎧を参考にしている設定で、本来彼の胸や膝のマークは、『どんな矢や刀も受け流す』という意味のまじないの模様からとられているが、活躍する彼を見た人々に『スーパー』の頭文字だろうと思われ、そこからスーパーニャンと名付けられた経緯がある。


彼の鎧の防御力にも限界はあり、初期の強盗などの一般的悪役を相手にしていた頃は無敵を誇っていたが、あるヴィランの登場から、戦闘による損傷が目立つ用になる。


その度スーツのデザインと機能は少しずつ変化しており、一方でそれに伴い、生活はどんどん追い詰められていった。

 


 

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彼女の名はヘレン。トムが想いを寄せる女性であり、勿論本作のヒロインである。


彼女は生まれながらの全盲であり、彼女の存在こそが、トムの様々な補助器具、特に空間把握補助機の開発に駆り立てたのだ。


トムはヒーロー活動とともに、彼女の為に空間把握補助機の小型化、性能の向上に熱意を注いでいる。


ヘレンはトムの数少ない理解者であり、また彼女も彼を大切に思っているが、二人ともマイペースなのだった。

 


 

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彼はスーパーニャンにおける代表的なヴィラン(悪役)、黒羊のタイレル。


元々は街を護る警備隊専属の技術開発者で、隊員の安全を守る為の装備を開発していた。


しかし、スーパーニャンの登場と時を同じくする頃から、彼の発明品の『攻撃力』はどんどん過剰なものとなり、チームの忠告を無視し続け、自衛を遥かに超えた開発を続けようとした。


その為に彼は警備隊から外されてしまうが、その時に一つ事件を起こし、それにより投獄されるが、
後に外部からの助けにより脱獄し、以後裏社会を相手に闇の商人として暗躍する。


もはや兵器としか言いようのない開発に心奪われており、
次第にそれを常に上回って見せるスーパーニャンに対して強い敵対心を抱く。
本人は無意識だが、自分と対極に、街に支持される彼が妬ましいのもあるのだろう。


自らが姿を見せることは数少ないが、時折スーパーニャンと対峙する時は必ず真っ黒なガスマスクを着用している。


彼は悪人達及びメディアに、ドクトルBというあだ名で呼ばれている。

 

 

 

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彼の名前はロイ。トムと同じ大学に通っており、トムの親友でもある。


目元の色っぽい美形青年(一応ね)であり、トムと対照的に交友関係は広く、女性にもモテる。
しかし昔から彼は病弱で、それ故に唯一の家族である父親に愛されていないというコンプレックスがある。


そしてその父というのが、何を隠そう現在行方不明にして、ドクトルBの正体、タイレル博士なのだ。

 


 

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通称デンキヒツジ。正式名称はベヒーモス。


タイレル博士=ドクトルBの傑作にして、スーパーニャンにとって最大の強敵。


黒い装甲を持ち、やはり人が装着するという点でスーパーニャンに似ているが、
スーパーニャンが『自身を強化する鎧』であるのに対し、デンキヒツジは『着る戦車』であるというところが大きく異なる。


全長はスーパーニャンの背の三倍以上は裕にあり、
凄まじいパワーと、見た目からは想像も出来ない機動力を持っている。


また、スーパーニャンと違い重火器の装備も充実しており、
更にはツノ、顔、背中、腕に搭載された特殊兵器が強力で、電気のような、実体を持たない物理的破壊エネルギーを発生させ、撃ち出したりすることが出来る。


スーパーニャンとの死闘を重ねるごとにその装備は充実し、
当初は起動回数に限界のあった特殊兵器も、どんどんタフになっていく。


スーパーニャンを倒すことを目的に作られているが、
かなりの技術と独特のコツが操作に必要であり、自在に操れるパイロットは限られていた。


試作段階で第三者にパイロットをやらせたが上手く操作できずにスーパーニャンに負け、
博士自らが乗り込んだ事もあったが、年齢的な限界があり、少々無理があった。


最終的にこのデンキヒツジのパイロットになったのは博士の実の息子ロイである。


再び姿を現した父を前に、ロイは善悪の線引き以上に父の愛を獲得する為にパイロットとなり、血の滲む努力の末にデンキヒツジを自在に操れる唯一の者となった。


父の念願であるスーパーニャン討伐の為、デンキヒツジとなったロイは街を襲撃する。


スーパーニャンとデンキヒツジは数々の戦いをすることになるが、二人はお互いにお互いの正体を知らない。

 


 

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次回、ヒーロー紹介第二回の更新はこのヒーローだ!
ほどほどにお楽しみにね!


 

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こんにちわ。私の名前はくろひよこ(当分3さい)。
我々の世界にある『ひよこ産業』という会社の宣伝部に所属しております。


さて自己紹介は手短にして、今回こうしてこの場を借りたのは、
来月中、不定期更新のコーナー記事をここへ載せるという事をお知らせするためです。


題してヒーローズファイル。


ええ、解ってますよ。
これはひよこ産業広報部が勝手につけたタイトルで、本当にセンスがなくて困ります。
あのヘボ野郎のタンカスどもが。企画名決定会議に何時間もかけて何やってんだよクソ。てめえらの頭とやる気じゃ何時間かけても無駄なんだよ。こんなんだったら最初からこっちに任せろってんだ。本当に無駄な事し腐りやがって。どこまでいってもあのドクソボケナスどもといったらま(以下略)


皆様人類の世界にも、いわゆる『ヒーローもの』、というジャンルがあるらしいですね。


私が不勉強なので恐縮ですが、


こうもり男だの、鉄板男だの、蜘蛛男だの、地獄童子だの、アンパン男だの、


様々なヒーローもの作品が存在すると伺っています。
ヒーローものは色々な形で、時代を越えて愛されるジャンルの一つですね。


そんな王道ジャンルのヒーローものですが、
勿論我々の世界にも、数多くのヒーローものの漫画や映画といった作品があります。


そんな訳で、お察しの通りこのコーナーでは私くろひよこが、
我々の世界で愛されているヒーローたちを、
ほんの一部ですが、設定やサブキャラ、ヴィランをまじえて、数回にわたってご紹介したいと思っております。


ではでは前置きはこのくらいで。
紹介は次回更新からとなります。


繰り返しになりますが、このコーナーは不定期更新です。


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次回、ヒーロー紹介第一回の更新はこのヒーローだ!
ほどほどにお楽しみにね!

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そういう訳でどっちも今更映画感想です。


例のごとくネタバレとなる部分は反転文字となっているので、ネタバレ部分込みで読む人は右クリック→すべて選択 で読んでください。



どーんといつもの『見ないで描いてみよう』なヒックとトゥースの落書きを載せましたが、まずトイストーリー3の感想から。


とても面白かったです。ピクサーの安定したハイクオリティ。しかもトイストーリーだもんね。
こういうと悪いイメージですが当たり前の面白さでした。


特に僕らの世代は、リアルに歳とったアンディと共に歩んで来た分、感じるものが多かったというか。
今作は全編通して切ないものがありました。


OPの「君は友達」が流れ始めた時点で、涙腺弱いのも手伝い、少し泣けてきちゃったくらいで 笑。


ボー既にいなくなってる設定はよかったと思います。本当に冒頭でちょっと説明されるシーンが入るだけですが、これが入るか入らないかで結構ウッディとその意思の印象が変ると思います。


某ピンクなクマは2のプロスペクターの件があったせいで最初っから悪役にしか見えなかったなあ 笑。
まさか最後の最後まで裏切りがあるとは思わなかったけども。あのくらいじゃないと可哀想だからね。


上記の人もだけど、ビッグベイビー切ないモンスターキャラだったなあ。ウッディ達が幼稚園の庭を行くシーンの、ブランコに座って月を見上げてるのはさり気無く切ない。


そのシーンで「嗚呼…」となってる僕の前の席の小学生の女の子達は『こわーい』な反応してましたが 笑。
ああ、これ小さい子には伝わらないのか…と思ったけど、年齢考えたら普通の反応か、とも思いました。


某猿は僕も本気で怖いと思ったよ。 (後日友達に教えてもらったけど、あれ実在するおもちゃなんだね)


相変わらず笑いどころも素敵でした。やっぱり初期バズは面白いよ。しかもあんな事にまでなっちまうとはね。
ポテトヘッドの活躍もなかなか不気味でよかった 笑。


しかし今作の笑いどころはなんといってもケンでしょう。(別に伏せる必要ないか 笑)
初登場シーンから面白かったわけだけど、アイツはずっと面白かったね。


人形な動きとか昔の海外学園ドラマの登場人物みたいな感情の起伏とか。


あっちのああいう、『ウザ古いハンサムキャラ』は面白いので好きですよ。最近映画でよく出てくるよね 笑。




ところで僕は最初、トイストーリー3がやるよ!って情報を聞いたとき、「えー」と思った人間です。


このシリーズが嫌いという訳ではありません。むしろ大好きです。


じゃあ何故かと言うと、正直3の前情報の筋書き…


「大学生となるアンディ、別れなければならないオモチャたち、『さよならなんて、言えないよ…』」


に、なんか拒絶反応っていうと大げさですけど、蛇足じゃないか?と思ったからなのです。


ウッディは1と2でバズに対してこんな感じの台詞をいいます。


『この先どんな事が起きようと、俺にはアンタがいる』(おぼろげ)


トイストーリーのよさの一つが、イコール、別れは必然的である事、を受け入れている事だと思っていたんです。


だから作品そのものは底抜けに明るいのに、どこか切ないものを持っていて、そこが僕は好きでした。


だからこそ、『別れ』そのものにスポットが当たってしまうのはどうだろう…トイストーリーだし、きっと楽しい仕上がりだろうし、きっと感動もするだろう。それに僕は涙腺の弱さに定評があるから、きっと観たら泣いちまうだろう…


なんて事を考えていたのです。『結局観に行くんだろうナァ』と解りつつも、観に行くかさえ迷ってました。


で、その点に関してどうだったか。実は見終わった後そのところに関しては答えは出ませんでした。


ただ、あるシーンを観れた事が大きかったです。それはゴミ処理場での、クマの裏切りで処理の最終段階まで来てしまい、ウッディ達が最期を受け入れようとしたシーンです。


僕は正直ちょっとゾッとしました。やっぱピクサーは王道を行くけど、それだけじゃないと。


勿論助かるわけですが、そしてハッピーエンドを迎えるわけですが、あのシーンは、ほとんどいつか、彼らに訪れるであろうエンディングな訳です。それを観てしまったというのは、何か大きなものがありましたよ。


だから3は観に行ってよかったです。勿論ラストシーンも感動的でした。ボニーの遊ぶ姿が冒頭のアンディと重なって見えてそれだけでもう。子ども時代のアンディ部屋の壁紙柄な雲もいいねー。



そして今キャラ名調べてみて初めて知ったんですが、ゴミ回収トラックの運転手シドだったのか!
いやーそれは気付かなかった。




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さてさてお次はなんだ?ヒクドラ感想です!


いくつか前の日記で書いたように、『ヒックとドラゴンは3Dに合ってそうだよなー』と気になり、トゥース可愛いしやたらと評判いいので忙しい中時間作って独りで観に行って来ました。


いやいや凄くよかったです。僕は好きなものとそうでないのとははっきりと言えますが、好きなものの中に順位を付けるのが苦手で、今夏の映画はインセプション、トイストーリー3、ヒックとドラゴン(以下原題よりHTTYD)、と豊作だったのですが、


個人的なタイミングとか細かいとこを突き詰めてくと、一番はHTTYDだったかなあと思うくらいで。


ただ本当に個人的なもので一番という順位、です。


細かい演出の巧さ、運びの良さがいいのもあります。ストーリーは良い意味で王道です。


良いシーンも沢山ありましたが、僕がもっとも感動した、感心した(何様だ)シーンは、トゥースとヒックの対話のシーンです。
(※完全に独断な読み取りを書き連ねます。お気をつけて。)
トゥースが地面に活き活きと描いたごちゃごちゃな線の落書き。ヒックがそれを踏まないように、線の描かれていない部分を踏みしめていくと、いつの間にやらトゥースのすぐ近くまで。触れようとするとまた少し警戒するトゥース。そこでヒックは視線を外し手をかざすと、トゥースが自ら手に触れてくる。というこのシーンが特に良かった。


時間をかけて相手の事を知り、相手が何に怒り、何をゆるすかを理解して、順序を少しずつ踏んで、少しずつ歩み寄る。異文化との対話というか。


うーん、結局いつものごとく頭で想う感じた事が巧く文字になってくれなくてもどかしいですが、
とにかく、演出、仕掛け、運び、音楽の要素がこんなに巧くいってるシーンに遭えたのは久々に感じました。


実際具体的にやろうとすると、他の重要なシーンの為の時間を食ってしまいかねないところを、アニメーションだから出来る方法で巧い事やってるなと思いました。
もし同じシーンを漫画や小説でやるなら、全く違う演出を練らないとならんでしょう。


まあ、そんな理屈をこねる以前に、このときのヒックの嬉しさは半端じゃなかったろうなあ。と、胸が熱くなりました。


と同時に、自分の、人間以外の生き物とのファーストコンタクト、もしくは人類の人間以外の生き物との『付き合い始め』が重なって見えた感じもしました。ホントこのシーンは単純にえかった。


で、このシーンがしっかりしてるからこそ、その他もより良い訳で。


もう、トゥースとヒックの飛行シーンはそれだけでちょっとうるうるくる。爽快さ、綺麗さ、カッコ良さも勿論上乗せされるし。

アバターは3D映像のゴリ押しで「うわ スゲエ」だったのに対して、
ヒックとドラゴンはそれとは違う感情で沸き立つ3D映像でした。


別にアバターがダメだったという訳じゃないよ。あれはほんとストーリーの細部なんてどうでもよくなるくらい映像が凄かった(と個人的に感じた)から。


あと細かいとこですが、ヒックとその父、ストイックの関係も、必要最低限ではありますが、きちんと描いているのが良かったです。

トレーラーを観た時点で、父親が感情移入できないただの親父だとヤだなあと思ってたので。
やっぱり主人公がドラゴンとの友情を育む作品なのに、肉親がただの障害要素じゃあちょっとね。
なかなかストイックは感情移入出来るいいキャラだったと思います。


主人公ヒックは普通にカッコイイヤツだったなあ。


もっとヘタレなのかと思ってましたが、ちゃんと前向きに頑張るいいヤツでしたね。
やっぱり主人公はどんなに等身大でも、ちゃんと前を向いている人物の方がいいよね。


トゥースは聞いてた通りとても可愛かった。


色んな動物の仕草が垣間見えるキャラクターですね。ある時は表情が猫っぽかったり、楽しそうにしてる時は犬のどたどたした歩き方だったり、座ってるときはちょっと鳥類っぽかったり。


この日記で何度か書いてると思うけど、海外のアニメーションキャラの動きは日本のとはまた違う魅力があるよなあ。


ダイナミックかつ丁寧な動きというか。
いや、日本のアニメーションがダイナミックでなく、丁寧でないと言ってるのではないよ。


音楽も素敵だった。思わずサントラ購入したよ。


例の対話のシーンの曲とか聴いてるだけでくるものがあるよ。
あと、結構ちょいちょい色んなとこで使われてるのでどのシーンの曲!って説明できないんだけど、あの聴いててとても力が漲る曲。あれもたまらない。頑張る二人の姿が蘇ってこっちもテンション上がります。


それとこの曲
(クライマックスの曲なんでまだ観てない方は聴かない方がいいよ。)


<


もいいですね。多分1:20あたりから最後の戦いから帰還したヒックのシーンの曲なんですが、前述の「とても力が漲る曲」の編曲なのも泣けますが、2:05のとこでシーンが蘇って鳥肌立ちます。一回しか観てないから自信ないですけど、多分あのカットのとこですよね。


あのシーンも素敵だった。扉へ向かって歩く二人の後ろ姿。ヒックの片足と、トゥースの羽のかけた尾が映るあのシーンはヤバイですよ。思い出すだけでもう涙腺がおろろ。


正直このシーンで僕はヒックは二度とトゥースに乗れないのではとドキドキしました。
なのでラストは凄く感動しましたよ。


ED曲も良かったですね。凄く気に入りました。


<


あの、『走り出した少年の心は誰にも止められないんだ!!!』 みたいな感じ。
(あくまで僕個人の聴いた感想です。)


「あーこれ凄いいいな!」と思いエンドクレジットで曲名チェキって
そのまま勢いで、HTTYDのサントラと共にこの曲を歌ってるアーティスト(ヨンシー)のアルバムも買ってしまったくらいです。まあ、その話はまた別の機会に。


因みにHTTYDのサントラは金銭的理由で(笑)安い輸入版を買ったのですが、
そのED曲『Stick & Stones』の歌詞の日本語訳が当然ながら載ってなかった 笑。


ただその後ネットで歌詞の日本語訳を見つけたのでワードにコピペして保存しときました。


あながち↑に書いた印象は間違ってませんでした。言葉は違ったけど伝わってきたぜ!ってことで。


割と映画の内容に合った歌詞でしたよ。あれならED中に歌詞の字幕とか付いてても良さそうなもんですが。


歌詞が気になる方はグーグルで Stick & Stones 日本語訳 で検索すれば訳を載せてるブログさんがヒットすると思いますのでどぞ。


関係ないですけどガフールの伝説のトレーラーに使われてる曲もカッコイイですね。映画は観に行ってませんが。


あと内容に関わる事で一つ。


これは観終わった後に私用ツイッターアカウントの方でも呟いたのですが、ラストのある部分の訳が個人的にどうしても気になってしまいました。


いや、これは完全に作品ではなく訳者のミスだと思います。因みに僕が観たのは日本語吹き替え版だったので、字幕版の訳がどうなってるかは知りません。


なんとなく観た人はあれかな?と思うかも。


<以下反転文字>
それはヒックがトゥースの事を『ペット』と言ってしまう事。
ただこれは、ホントに日本語英語のそれと本来的意味とのニュアンスの違いなんですが…


英語の方のペットという単語は、辞書を引けば解りますが、『愛するもの、大切なもの』という意味を含んでいるんでおり(ちょっとイメージがアレですが、愛撫の事をペッティングって言いますよね。それはそういう事です。)、実際に日本とアメリカとでは意味に伴ってペットの扱いというのが法的にも既に違うのです。


なのできっと実際にオリジナルでもペットと言っているのでしょう。
ですが、それをそのまま日本語で表記すると大分意味が違うかなと。どうしても日本では『愛玩用』というイメージなので…それ自体にどうの言う気はありませんが、少なくともそれ以上でも以下でもない印象になり、あんなにお互いに頑張ったヒックとトゥースの関係がそれというのはちょっとね。


なのでここは本来のニュアンスに沿った、別の日本語を使うべきだったと思います。
これはホント訳者のやっちまった大きなミスだと思いました。


DVD&BDでは修正されないかな~
<反転文字以上>


さてさて一先ず感想はこんなとこかな。


実はHTTYDに関しては、本当に個人的に感謝したいというか、元気をもらったところがあるのですが、それは少し別の機会に書こうと思います。


では最後に一枚ネタバレな落書きを。
というか、一番最初に載せた絵のトリミングしてないバージョンを。


まだ観てない人は絶対観ちゃダメだよ。


↓↓↓続きを読むをクリック↓↓↓

やっときましたインセプション感想


なんか前半文字組みがまたバグってる…まあいいや。ちょっと前半読みにくいよ!



なんとなくそんな気はしていましたが、やっぱり大分遅くなっちゃったね。


※注意!
:この文章自体を書いたのも映画観てから大分後ですが、


今日アップするまでにリアルに1ヶ月くらいかかっていますので、


今更な『インセプション観る時はこういうコンディションがオススメ!』みたいな事も書いてますが、


そこは突っ込まないでスルーしてあげて下さい。



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夢つながりって事で一つ。


さてさて、先行ロードショーで観たにも関わらずこんなに感想が遅くなっちゃった上に、インセプションはとにかく感想を書こうとするとネタバレに触れてしまう 笑。


なので、途中からの具体的な感想は続きを読むクリックで。そこからはネタバレ込みでおま。


とにかくこの映画の宣伝がそうだったように、ストーリーに関しても設定に関しても、


前情報の少ない方がラストの展開の気持ちよさというか、押し寄せるモノが大きいので、


とにかく予告トレーラー以上には情報収集しない方がオススメです。


今どの程度映像と内容が解禁され始めてるのか知らんですけども。



インセプションは一回目の観賞が重要な映画です。ここポイントです。
我等がテリー・ギリアム監督の作品とは別の意味で情報量が多いのを覚悟して下さい。


決して難しい話ではありません。独特の設定は込み合っていますが、それもそんなに難しいものでも、予備知識が必要なものでもないし、結構細かく説明してくれるしフォローもちょいちょい入ります。


ただ設定をきちんと理解しながらストーリーはキャラを追うのはそれなりに疲れると思うので、


お目目ぱっちり、脳みそすっきり、身体が羽毛のように軽いよ!くらいの状態で観れば、


それこそ最高だと思います。第一回観賞時はベストコンディションで!ひよこ産業との約束だよ!


さてさてここから先は続きを読むでGO。あまり潜入観も持ってほしくないので一先ずこのくらいです。まだ観てないって人は読んじゃダメ。







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