一応日記的なもの
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先日無事、「ズレてるよ?展」を終える事が出来ました。ギャラリーまで足を運んでくださった方々、僕の作品を読んでくださった方々、感想ノートにコメントを残してくださった方々、差し入れをして下さった方々、どうもありがとうございました! 個別差し入れのおしゃぶり昆布梅美味しくその日のうちに完食させていただきました。 やめられないとまらない昆布梅!! そういえば今回僕が作った本の紹介をここであまりしていなかったので多少紹介を。 はい! ちなみにこれギャラリーで撮って裏表紙だったのを後で気付きました 笑。 だからはい!家撮影! ハードカバーです。頑張って作りました。手作業なので一冊作るのに結構な時間がかかり、ハードカバー本の個人量産は無理だなと思いました。 この本は以前の記事でも言ったように、大きく三つの短編の入ったものになっています。 DMのキャラを使った「ズレてるよ?」と、 文章に漫画風コマ割りの挿絵がついた「狐煩ひ」と、 正直ひかれるかなとか嫌われそうだなとか考えながら描いた「ジャージーデビル」の三本です。 それぞれ作品に合わせて、印刷する紙を変えたりしました。 こんな 按配 にナ。 ただ、「ズレてるよ?」以外に使った紙が結構分厚くて、3ページ程剥がれてしまいました。普通のボンド接着だしね。 ちなみに題名の「Z.R.E」ですが、今回の展示のテーマ「ズレ」から取っているのは勿論ですが、実はそれぞれ短編のキーワードというか、内容に関わるものの頭文字だったりします。 Zは「ズレてるよ?」のズレの頭。Rは「狐煩ひ」の狐を意味するフランス語の「Renart(レナード)」の頭。Eは「ジャージーデビル」における純粋悪から、英語の悪を意味する「Evil」の頭。 なんとなく表紙に入る字ずらがカッコ良さそうなのを考えてて、なんとなく思いついた「ZRE」がそんな感じで関連した頭文字になってたんで即それに決定しました。予定していた三篇の挿入の順番と一致したのは完全に偶然です。 「ズレてるよ?」は人によっては声に出して笑ってくれたりで好評なご様子でした。看板とかDMにも使ったキャラ達だしね。 ちなみにこれ、DMが先行しているので、例のアゴの話と棺おけの話がリンクしてるのは完全に後付けです。時間があればもう何本か描きたかった。内容ないし、作画も超楽だし 笑。 「狐煩ひ」は登場する狐が性的だのエロイだのと一部に好評でした。全くみんな心が濁ってるナ 笑。 「ジャージーデビル」はやっぱり根本的に好みの問題があるらしく、好きな人は好きって言ってくれるけど、多分ダメな人は「何これ暗っ。」と、前の二編との落差にえ~と思われるみたいです。当たり前だよね 笑。 僕も下書きの段階は疲れました。でも結構ペン入れは楽しかったんだよなー。ガシガシ線描き込むのが楽しかったです。結構実験的にやってみたんだけど、この描き方は今後合う作品があったらまた使ってもええなと思いました。 しかし今回の展示で思ったのは、本、しかも漫画を展示するってことはちょっとリスクがあるなという事。 やっぱり『漫画』ってだけで読んでくれない人も多く、壁にこんな感じで一部抜粋やイメージを展示してたんですが、 それだけ眺めて通過してしまう人も何人かいました。 若い人は読んでいってくれるんですが、おじちゃんおばちゃんは人によっては手にとってもらえませんでした。 確かに、漫画好き嫌いもあるし、やっぱり読まなければならないので、必然的に拘束時間が長いのが単純にネックというのもあるかもしれません。 よく漫画作品を全部壁掛けで展示している人を、大学のオープンキャンパスや文化祭、卒業制作展などで見かけるのですが、僕はあれあんまり好きじゃなくて。 読みやすいんでしょうけど、やっぱり漫画はページをめくる行為にも意味があるものだと思うので。見る順番ミスると残念な感じになってしまうし。 なので、まだ形式が詳しく決まってませんが、卒制は漫画じゃないと思います。漫画だとしてもそれはいわゆる一コマ漫画的なものになると思います。 ていうかゼミ展が終わった今、今度は卒業制作がヤバイです。ヤダヨー 何よりもう学生生活が終わるっていう実感が凄くてヤダヨー ピューと吹く!ジャガーの襟立て患者Jのあのダメ人間台詞が身にしみます。 「社会出たくねえ…」 いえ、頑張ります 笑。 これ以上おうちの重荷になるわけにはいきません。 追伸、今回色々準備がごたごたしてしまい、送ろうと思ってた方に全然DMが送れなくて申し訳ありませんでした。次に何かに参加する時は必ず送るようにします。すみませんでした。
「狐煩い」 は、少年の頃の、山で見たゆうやけトンボを想い起こさせます。 ♪十五でねえやは嫁に行き お里の便りも絶え果てた 「じゃーじー・でぼー」 は、えらく脳裏に残りまくり作品です。 とつても こわくて かなしい 愛は あるけど ない ないけど ある
「狐煩ひ」は昔子どもの時にあった、常にどこかで人でない何かに遭遇できそうな感覚を思い出して描きました。 今はそういう感覚は記憶の中でしかないですが、僕はいつもどこかで独りでいると、何かが直ぐ近くにいそうな感覚がしたものです。 ジャージーデビルは個人的に色んなテーマ含ませたつもりです。それは何とここで説明するのは野暮なので説明しませんが。 なのでゴウシュさんの脳裏に残しまくったことは僕にとって賛辞でございます 笑。