きつね子×4
なんか結局色々やることあってマンガムの更新しか出来てませんね。
そういうわけで落書きを載せるよ。
以前から暇なときにちょいちょい落書きしていたもの。素になるきつね子一つ描いて、その上から色んな服を描いて着せたほんまもんのきせかえきつね子。とても使い回し。
なんか手遊びで描いてたら、0から描かないぶん楽なせいか、いつのまにか塵も積もって50種類くらい描いてた。いくらなんでもオイオイと自分で思ったよ。
これらはその内の四種。普段着とチャイナとロシアンと教師風。他はもう多すぎてメンドイのでいちいち日記には載せないよ。どっかにまとめておいときます。
最近いくつか映画をレンタルで観たよ。
「永遠のこどもたち」 「REC(オリジナルの方)」 「リトルミスサンシャイン」 「アイアンマン」
永遠のこどもたちは公開当時に友達に紹介されてレンタル化を待ってたホラー?映画で、ヘルボーイシリーズやパンズラビリンス、デビルズバックボーンなどでお馴染み、ギレルモ監督のプロデュース作品。監督ではない。
ギレルモプロデュースというだけで借りてみましたが、これは個人的に好きな映画です。そしてパンズやデビルズバックボーンを観ている人なら、この映画をギレルモ監督がプロデュースした理由もなんとなく分かると思います。
雰囲気としてはアザーズに近い感じ。ただ、あれより地味です。地味ではありますが今回の永遠のこどもたちの方が好きかも知れません。含むものというか、言いたいことのちゃんとある映画だと思いました。
ホラーの演出は古典的なのですが、それをしっかりやっているのであっちのホラーの割りにそこそこちゃんと怖いんじゃないかと思います。主演女優さんの演技もとてもよかったです。
それにしても、この「永遠のこどもたち」が『ホラー映画に属する』という事自体なんだかこの映画の皮肉というか、大人になると必ず失ってしまうものをあらわしているように思います。
霊的なものとの交流は、子どもの頃は純粋なファンタジーなのに、大人になるとただのオカルトになってしまう。
映画の中でもそんな感じなのです。といっても、この映画の本題はそこではないですけど。
RECはブレアウィッチプロジェクトで流行ったいわゆる主観カメラ映画の一つ。
何気にこれ系はブレアウィッチもクローバーフィールドも観てて三本目な訳ですが、ブレアが魔女(森にいる何か)、クローバーが怪獣だったわけですが、今回は海外ホラーの定番ゾンビ。
最近ハリウッドがリメイクしたというREC。それの2の公開も決まっている訳ですが、僕が今回観たのはオリジナル版のスペイン映画。
まあ特に書くことはないんですが結構面白かったです。クローバーは対象が怪獣だし、舞台がアメリカの大都市だったので、あまりに現実感がなく、なんていうかハイハイって感じだったのですが、RECはちゃんと怖かった。僕は友達と一緒にワイワイ観たので面白かったけど、一人で深夜に部屋暗くして観ると怖いかも 笑。
なんか主観カメラシチュエーションに、ゾンビという題材はとてもマッチしていると思いました。
ゾンビは人間の腐ったのorなんか凶暴化してるのが定番な訳ですが、こうなると今流行りのCGてのは使いにくい訳です。
おそらく使ったとしても特殊メイクの補助とかで、ゾンビを演じるのはどうしても生身の人間になるもんだと思います。
そうなった時、ちゃんとした第三者視点(要するに普通の映画の撮り方)でやっても、どうしても変な血だらけで凶暴なグロい人が暴れてる程度になってしまいやすいと思うんです。
こういうとき、手ぶれ込みで臨場感のある主観カメラはその辺をカバーしやすいっぽいんです。リアルか?といわれると、かなり映画っぽいけど 笑。
ただ、ドアを開けた→ゾンビが出てきた→うわー!ヤバイヤバイヤバイヤバイ!!って焦って逃げる感じ。これが主観カメラだとよく出るんです。単純なことだけど、案外これが観てるとウヒャーってなって楽しい。
一言で言えばRECの面白さはそれ 笑。
ブレアウィッチも勿論それはあったけど、結構登場人物同士の衝突や、だんだん精神的余裕がなくなっていく感じに集中していたので。あと、「何か」自体は具体的に出てこないのでね。まあ、ブレアはそれが良かったんだけどね。
因みにこの主観カメラ映画はまだまだ作られていて、最近「アルマズプロジェクト」というのが公開されました。なんだか題名的にも堂々としてますが 笑、トレーラー観た感じちょっと面白そうなのでレンタル始まったら観るかも 笑。
なんていうか、この手の映画はオカルトなうさんくさいUFO映像やUMA映像宇宙人映像を観る時の面白さと同じなんだよね。なので割とレンタルで観ちゃうし、途中がそれなりに楽しめればOKな感じだし。
…これ系映画は全部なんだけど、ラストはまあ、そうだよねって感じです。このニセドキュメンタリー?映画は前提としてもう撮ってる人達が助からないので、その辺をよく考えた方がいいと思います。
ブレアはちゃんとラストシーンが伏線張ってあったのでいいのですが、正直クローバーフィールドとRECのラストはお粗末すぎると思います。これ系映画をこれから撮るって人はその辺頑張ってね!
リトルミスサンシャインは前々から雑誌で紹介されていて気になっていて、友達にも勧められたのでやっとこさみれました。
面白かったです。キャラクターの駄目っぷりとか、車とか細々としたところが。
とりあえずおデブちゃんのオリーヴが可愛かった。彼女のコンテストシーンは必見 笑。
明らかに一番可愛かったよ。
アイアンマンは、正直トレーラー観た『主人公は兵器会社の天才社長。新製品のデモンストレーションの後テロリストに拉致され、そこで初めて自社製品をテロリストが使っていることを知る。』の時点でねえわと思って全然観る気がありませんでした。
でも「あれはやりきって馬鹿すぎて逆に面白い映画だ」という噂を聞き、観てみました。
まあ、トレーラー観た時の印象よりも主人公がまともでしたが、あの軽さは凄いね。ストーリーもトレーラーで観たまんまな感じで。
とりあえず、んなアホなって感じでアイアンマンの製作過程みたいのが面白かったです。設定もなんだそりゃが沢山。あとはまあ、ラストシーンの主人公の発言に驚愕 笑。
アイアンマンも最近のアメコミ原作映画の例にもれず、続編作る気満々なエンドロール後のオマケでしたが、果たして続きはどうなりますかね。
アイアンマンやトランスフォーマーあたりのアメコミ映画は、今だから、今の技術があるからやっと映画化出来たって感じですが、一作目は目新しさ、映像の(技術の)凄さに「おおっ!」ってなるのですが、問題は次だと思います。
トランスフォーマーはリベンジで、完全な僕の意見になってしまうけど、その辺を一番誤ったと思います。
こういうヒーローもので重要なのはそのキャラ特有のアクションがあることだと思います。
(これは日本のアクションものの漫画もそうだけど、アメコミヒーローはそれが顕著な気がするので今回はそっちで書きます)
すでにどこも基本みたいのはあって、そこからどう他と違うかを作ってきている今があるのだから、新しく出てきたヒーローは、やっぱり「ならでは」の部分がなければと思うのです。そして当然ながら作り手側はそれをきちんと把握して、アクションの盛り込まないといけないと思います。
さっきから何を言いたいのかというと、ようはCGで形、動きの再現が出来るようになって、そこから踏み込まなければいけないということ。CG技術のお披露目に終わっては駄目だよねということ。
トランスフォーマーは1で脚本はともかくカッコイイ変形シーンがあり、それはトランスフォーマーならではの動きであり、そこがあるからトランスフォーマーなのであって、言っちゃえば脚本がどんなに酷くても『カッコイイ変形シーン』を押さえときゃ良かったのです。
なのにリベンジでは、主に変形したらあとは変形しっぱなし。でかいロボットってだけな感じで、やってることが人間の兵隊と同じ。
やっぱりここは、ならではの変形を戦闘中に沢山組み込んで欲しかった。
1のメガトロンがプライムとの戦闘中にファイターに変形してプライムもろともビルに突っ込む流れや、スタースクリームが戦闘機形態とロボット形態をこまめに使い分け空中戦をするシーンは、どっちも短いながらもカッコ良くて記憶に残ったカットだったのに…
まあいい始めるときりがないのでトランスフォーマーに関してはここまでですが、
ようはヒーローものは独自のアクション、見せ所をちゃんと把握して、それをちゃんと見せなければいかんと思うのです。
バットマンはダークナイトでそのジョーカーの仕掛ける危険なゲームや濃い脚本があって勿論面白かったのですが、あの映画はちゃんと『バットマンのアクション』としての見せ所もちゃんと分かっていたと思います。
それは大富豪ならではのハイテクな装備やその装備のギミックだったり、頭のいい素晴らしきおっちゃん達(アルフレッドやフォックス)による発明やアイデアなのです。あの辺のテンポの良さとかワクワクする感じも、ダークナイトはしっかり押さえてたのが良かったです。
ヘルボーイはキャラ造形は勿論のこと、正直滅びの右手が動いてればもうそれだけで「イイ」わけです 笑。
更に言えば滅びの右手で重そうな一撃を入れるシーンがあればもうそれで「イイ」。ヘルボーイのアクションの見所はその辺の左手右手の攻撃の重さの落差、ジャブと必殺の一撃のバランスにあると思うのです。
つうかシルエットがかっこいいからねヘルボーイは。そういうキャラは得だと思います。それだけで全部の動きがかっこよくなるから。
だからアイアンマンも今後その辺はきちんと押さえた方がいいと思う。結局全身金属の重々しい、ノリは軽いヒーローがただ戦えばいいわけではないので。メカ系ヒーローはとにかく装備のギミックが命だと思います。
戦法が人間と同じでは、長く保たないし、そんなに面白くないわけです。
そういえばなんだけど、ハリウッド映画で架空の武器が出てくる分には「おお」って感じだけなのだけど、リアルに使ってる兵器が出てくると正直カッコいいよりも怖い。
エリック・バナが主演している方のハルクのワンシーンで、ハルクに対してクラスター爆弾ぽいの使うシーンを始めて観たときはちょっと戦慄した。
トランスフォーマーでも1でサソリ型のディセプティコンを上空から戦闘機で攻撃するシーンがあるんだけど、そこでもやっぱりうわあって思った。
映画の中では怪物だのロボットだの宇宙人だのに使っている兵器だけど、これって本来人間に使うために作ったものなんだよなと考えると改めて戦慄する。一応撮る側は「カッコ良く」映してるにも関わらず怖い。
兵器=人を効率よく殺す方法。ボーリングフォーコロンバインでの、マイケル・ムーア監督が兵器会社の人にインタビューした時のシーンを思い出す。
嗚呼長いね 笑。
この記事、確実にカテゴリーは絵じゃなくて映画だナ。
因みに今「チェンジリング」と「ドニー・ダーコ」も借りてます。暇見つけて観なきゃ。
ああそうそう、以前ここの日記でテリー・ギリアム監督最新作「パルナッソス博士の想像力」が、配給が決まってなくてヤバイかもみたいなこと書きましたが、聞いた話によるとどうやら日本での配給元は決まったようです!不思議だ 笑。
でもやったね!絶対観にいく!
以上、サマーウォーズとセンコロールが気になる近頃でした。
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