買っちまったよ象魚。サイン入りのを手に入れちまったよ象魚。
中古の割には割りと綺麗で14年前に発売されたものとは思えぬ感じ。ほとんど読んでなかったのでは
で、中身だけど、期待以上に良かったです。また『はたらくかっぱ』や『ネコカッパ』『赤タイツ男』とも少し違うかな。
いみりさんの漫画は全部がそうであるけれど、象魚の作品達は更にその中でも『夢』の感覚が強いように思いました。
子供時代の思い出で、もう古すぎて夢であったか現実であったか定かでないような。
間違いなく不気味なのだけど、妙に懐かしさを感じる背景と展開。
上手く言えないのだけれど、僕はこれ読んで何かの懐かしい共感を得ました。
なんつうか、「あ、この感覚とこの風景はいつだかの自分の中にもあった。」みたいな。
中でもアンヌが登場すると聞き期待していた「血痰処理」はヤバカッタ。かなり気持ち悪いしなんだか怖いけれどこの話ダイスキです。
「うおのめ」も良かったし「象魚」も「窓の外はドブ溜め」も…。あ、目次改めて見てみたら大体全部好きですわ 笑。
『赤タイツ男』は劇薬でかなりいい感じでしたが、『象魚』は何やらジワジワと痺れます。だからこそ気づいたときには遅し。いい合法ドラッグだ。既に重症。
今一番気をつけなきゃいけないのはいみりワールドに取り込まれてしまうこと。
そっち方面はいみり先生にお任せいたして、僕は今まで通りの世界で頑張るぞッ。
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