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一応日記的なもの

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ヒーローファイル第一回の紹介は、自作の特性パワードスーツを着込んで戦う鋼のヒーロースーパーニャン。


スーパーニャンはヒーローコミック黎明期に登場したヒーローで、
たまたまだが、犬の主人公が多かったこのジャンル初の猫のヒーローであり、
また、当時の主力であり今も定番である、生来の肉体パワー型ではない初めてのヒーローでもあった。


主人公スーパーニャンに変身するのは、トム・スタントという名の発明家の青年。
大学生でもあり、あまり家が裕福でなく、優秀だが典型的な苦学生。


その上賑やかな付き合いが苦手であり、友達は多めに見積もっても少ない方である。




彼は身体の不自由な人の為の、コンパクトで万能な補助器具全般を開発しており、
それは既に素晴らしい性能を持っていたが、扱いにはかなり絶妙なコツが必要で、少々扱いを間違えると、
無駄な程にまでパワフルな力を発揮してしまうという致命的な難点があった。


皮肉にも、彼の発明した補助器具はどれも、発明した彼同様、コミュニケーションが苦手だったのだ。
彼の家はどんどんボロになるが、バイトのお金は学費と機械の試作開発費で手一杯であった。




そんなある日、彼は目の見えない人のための空間把握補助機のテストをしていた。


それは視覚を取り戻す、または呼び覚ますという事を補助器具で実現することが、現段階の彼の技術では困難である、
というところから端を発した『空間把握補助』というコンセプトの一種のレーダーであったが、


それは既に視覚で捕らえる以上に『物を把握出来る』優れた機能に達していた。


ただその分情報量は多く、それには少々慣れが必要であり、
かなり重いので小型化も必要だし、起動にも時間がかかり、脱着も面倒だった。


さて、まさにそのテスト中の事である。


突然彼の家は停電に見舞われた。既に日は暮れ、辺りは真っ暗だった。


しかし、彼は装着している補助機が起動し始めたおかげで、よく『見え』始めていた。
しかし彼はある異変に気付く。
隣の部屋で、棚を漁る者が『見えた』のである。


ドロボウに気付いたトムは一目散に部屋へ向かう。ドロボウは逃げる。


それを追うが、器具が重く、起動の途中であったために思うように走れない。
部屋の中を逃げるドロボウを追ううちに、彼はその辺に放っておいた、『コミュニケーション不全な腕力や脚力、背筋力の補助機』を偶々次々と装着していく。


アンバランスなパワーは徐々に安定し、空間把握補助機は遂に完全に起動した。


外で待機させていた仲間と共に車で逃げるドロボウを走って追いかけ、そのパワーを持ってお縄に付ける事になる。




少々説明が既に長くなってしまったが、これが彼のヒーロー活動の発端だ。


その後彼は補助器具たちを統合し、全身のパワードスーツとして、ヒーロー活動用に仕上げることになる。




彼は視覚以上の感覚を持って、強化された基礎体術と、装備した武器を用いて悪と戦う。
装備する武器は基本的に打撃用武器と刃物に限られており、飛び道具は左手首から射出される捕獲用ネットのみである。


背中のマントはいくつかの形に変形をする代物で、グライダーにも盾にもなり、そして時には大きな爪状の武器にもなる。




彼のスーツデザインは、彼自身が異国の古来の鎧を参考にしている設定で、本来彼の胸や膝のマークは、『どんな矢や刀も受け流す』という意味のまじないの模様からとられているが、活躍する彼を見た人々に『スーパー』の頭文字だろうと思われ、そこからスーパーニャンと名付けられた経緯がある。


彼の鎧の防御力にも限界はあり、初期の強盗などの一般的悪役を相手にしていた頃は無敵を誇っていたが、あるヴィランの登場から、戦闘による損傷が目立つ用になる。


その度スーツのデザインと機能は少しずつ変化しており、一方でそれに伴い、生活はどんどん追い詰められていった。

 


 

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彼女の名はヘレン。トムが想いを寄せる女性であり、勿論本作のヒロインである。


彼女は生まれながらの全盲であり、彼女の存在こそが、トムの様々な補助器具、特に空間把握補助機の開発に駆り立てたのだ。


トムはヒーロー活動とともに、彼女の為に空間把握補助機の小型化、性能の向上に熱意を注いでいる。


ヘレンはトムの数少ない理解者であり、また彼女も彼を大切に思っているが、二人ともマイペースなのだった。

 


 

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彼はスーパーニャンにおける代表的なヴィラン(悪役)、黒羊のタイレル。


元々は街を護る警備隊専属の技術開発者で、隊員の安全を守る為の装備を開発していた。


しかし、スーパーニャンの登場と時を同じくする頃から、彼の発明品の『攻撃力』はどんどん過剰なものとなり、チームの忠告を無視し続け、自衛を遥かに超えた開発を続けようとした。


その為に彼は警備隊から外されてしまうが、その時に一つ事件を起こし、それにより投獄されるが、
後に外部からの助けにより脱獄し、以後裏社会を相手に闇の商人として暗躍する。


もはや兵器としか言いようのない開発に心奪われており、
次第にそれを常に上回って見せるスーパーニャンに対して強い敵対心を抱く。
本人は無意識だが、自分と対極に、街に支持される彼が妬ましいのもあるのだろう。


自らが姿を見せることは数少ないが、時折スーパーニャンと対峙する時は必ず真っ黒なガスマスクを着用している。


彼は悪人達及びメディアに、ドクトルBというあだ名で呼ばれている。

 

 

 

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彼の名前はロイ。トムと同じ大学に通っており、トムの親友でもある。


目元の色っぽい美形青年(一応ね)であり、トムと対照的に交友関係は広く、女性にもモテる。
しかし昔から彼は病弱で、それ故に唯一の家族である父親に愛されていないというコンプレックスがある。


そしてその父というのが、何を隠そう現在行方不明にして、ドクトルBの正体、タイレル博士なのだ。

 


 

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通称デンキヒツジ。正式名称はベヒーモス。


タイレル博士=ドクトルBの傑作にして、スーパーニャンにとって最大の強敵。


黒い装甲を持ち、やはり人が装着するという点でスーパーニャンに似ているが、
スーパーニャンが『自身を強化する鎧』であるのに対し、デンキヒツジは『着る戦車』であるというところが大きく異なる。


全長はスーパーニャンの背の三倍以上は裕にあり、
凄まじいパワーと、見た目からは想像も出来ない機動力を持っている。


また、スーパーニャンと違い重火器の装備も充実しており、
更にはツノ、顔、背中、腕に搭載された特殊兵器が強力で、電気のような、実体を持たない物理的破壊エネルギーを発生させ、撃ち出したりすることが出来る。


スーパーニャンとの死闘を重ねるごとにその装備は充実し、
当初は起動回数に限界のあった特殊兵器も、どんどんタフになっていく。


スーパーニャンを倒すことを目的に作られているが、
かなりの技術と独特のコツが操作に必要であり、自在に操れるパイロットは限られていた。


試作段階で第三者にパイロットをやらせたが上手く操作できずにスーパーニャンに負け、
博士自らが乗り込んだ事もあったが、年齢的な限界があり、少々無理があった。


最終的にこのデンキヒツジのパイロットになったのは博士の実の息子ロイである。


再び姿を現した父を前に、ロイは善悪の線引き以上に父の愛を獲得する為にパイロットとなり、血の滲む努力の末にデンキヒツジを自在に操れる唯一の者となった。


父の念願であるスーパーニャン討伐の為、デンキヒツジとなったロイは街を襲撃する。


スーパーニャンとデンキヒツジは数々の戦いをすることになるが、二人はお互いにお互いの正体を知らない。

 


 

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次回、ヒーロー紹介第二回の更新はこのヒーローだ!
ほどほどにお楽しみにね!


 

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