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一応日記的なもの

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今まで紹介した作品の中では最も新しいシリーズであり、オカルトな要素がふんだんに盛り込まれた作品。


シリーズ開始当初、主人公不在のまま、悪を裁く謎の存在アヌビスを、毎回違う悪役の視点から描くという斬新な構図をとり、初期からコアなコミックファンの注目を集めた。


ヒーローが主観でなかった時はもっぱらアヌビスの正体を読者が予想するのが肝だったが、第二シーズンからはファーストシーズンのエンディングを受けアヌビスの正体が主人公となり、ヒーローもの定番の型となるが、その濃いテーマとダークなビジュアルで更なるファン層の獲得に成功した。


主人公アヌビスに変身するのはブルーノ・ウィンクという名の青年。大企業ウィンク産業の社長の息子である。


しかし両親は幼少期に原因不明の事件に巻き込まれ失っており、現在は若くしてウィンク産業の社長を務めている。


その軽い性格とプレイボーイぶりは有名だが、反面実質的な社会的貢献度も高く、一定の支持は受けているようだ。


両親が謎の事故で亡くなってからというもの、街は明らかに暗黒期を迎えていた。
原因は分からないが、あの時何かが起こったのだ。


両親の死因は未だにはっきりとしておらず、何があったかも未だに分からずにいる。
色々と尋ねて周ったこともあるが、何故かその原因を詳しく知るものがろくにいなかった。


それがブルーノには当然全く理解が出来なかったし、幼かった当時でさえ、あまりに不可解過ぎて泣く事も出来なかった。


それゆえブルーノは他人を真に信じるという事が長い間出来ずにおり、謎の悩みを抱え続けて育ってきた。


ある日、父は神に任命されたアヌビスという魂の断罪者で、ある時、時を操る悪魔を追う中、数々のタイムパラドックスに巻き込まれ、それらを一身に引き受けた為に自身の存在自体が非常におぼろげかつ強固なもへと変貌してしまい、最終的に消滅したという、理解し難い上に信じがたい事実を知ることになる。


しかしそれをきっかけに、彼は神からアヌビスの使命を亡き父から引き継ぎ、法を越えた悪人や、人心を惑わす存在である悪魔達を裁く道を選ぶ。




アヌビスというのは正確に言うと彼の纏っている黒い半流体の物を主に言う。
鎌の部分もその一部で、物質としてとらえるには難しい特徴を数多く持っており、まさに『神の御業』としか言いようがない。


普段は犬の顔のような容器に入っており、それを纏う事でアヌビスに変身する事が出来る。


アヌビスは『纏っているだけの状態』では、スーパーニャンのパワードスーツのように、常時基本運動能力を高めるような代物ではなく、基本的にはほぼ無敵の鎧というだけで、そのままでは攻撃力も本体のパワーによるものである。


しかし、アヌビスは神の御業により、質量保存の法則から脱している為に、かなりの範囲で体積のコントロールが自在である。


そのため、例えばパンチやキックという攻撃にも、本体がアヌビスを操作して体積の増減のコントロールをする事で、結果的に常人を遥かに凌ぐパワーを得る事が可能。ジャンプ等の動作にもそれを応用することで、アヌビス自体を推進力に使う事が出来る。物質世界の武器では、アヌビスを傷つけることは不可能。


アヌビスの鎌はアヌビスの中で数少ない物質的構造を持っており、鎌はほぼ一定の形状しか保つ事が出来ない。


しかしこれは唯一、魂を裁く事の出来る武器であり、この鎌を使って悪人の魂を神の裁量にかけて裁くのがアヌビスの基本的使命である。


また、悪魔達に直接致命的なダメージを与える事が出来るのもこの鎌のみである。


更に、アヌビスが唯一この世の要素として扱う事が出来るのが火の要素である。
アヌビスはタールのような質感を帯びているが、本体が心を意識して燃やす事で、マッチのように摩擦を起こした表面部分から発火する事が出来る。


この火は上記の通りこの世の要素なのでその性質は普通の火に則っているが、アヌビスは自身から発生した炎のみ自在に操る事が出来る。


このように、防御の面でも、攻撃力の面でも、数々のヒーローの中でも最強に最も近いと思われるアヌビスだが、これらの性能は夜にのみ限られている。太陽光の下では、うまく活動できないのだ。


まず、身体を纏う流体の動きは酷く緩慢になり、出力調整も素早さを欠く。その為攻撃力も運動能力も低下し、無敵の防御力にも支障をきたす。


鎌だけは太陽の下でも、夜と同じように機能する。

 


 

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そんな唯一の弱点をいくらか克服した状態がこれ。メディアには見たままに白アヌビスと名付けられた。


スーパーニャン、フォクシーレディ、アヌビスは、作者同士の交流も深かったらしく、三作を循環するように主人公がゲスト出演している。


スーパーニャンにはアヌビスがゲスト出演し、
ブルーノ=アヌビスは、スーパーニャンの正体を密かに気付いた上で、その真意を隠しながらも、スーパーニャンであるトムへの前面的な経済的支援に乗り出すことになる。


フォクシーレディにはスーパーニャンがゲスト出演した。
フォクシーレディ捕縛の為の強力な助っ人として招致されたスーパーニャンだったが、最終的に共闘する事になり、フォクシーレディの武器コゲツはスーパーニャンの改造で機能が飛躍的に向上する。


そしてアヌビスにはフォクシーレディがゲスト出演。
ある悪魔を追う内に、事件に巻き込まれたフォクシーレディと共闘し、アヌビス唯一の弱点である太陽の克服法として、フォクシーレディがイカリを応用して作った、遮光機能と、イカリによる防御性能、伸縮性、更には自己再生機能おも完備した包帯を授かる。


それを装備したのがこの白アヌビスで、包帯を纏う事により火や、体積操作には制限があるものの、太陽の下でも充分にヒーロー活動を行う事が可能になった。

 


 

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彼は通称スカーフェイス・ジョン。本名不明。


アヌビスを代表するヴィランであり、史上最大最悪のヴィランでもあり、中盤以降の事件には必ず関与している悪の元凶。


正真正銘の人間であるが、その昔複数の悪魔との契約を重ね、その数々の契約書それぞれの隙をぬい、決して破滅しない精神と肉体を得てしまった。その為、悪魔達でさえ彼には手を出せずにいる。


見た目どおりの狂人を演じて見せているが、本質は悪魔達を出し抜いてみせたように、非常に計算高く、また状況に万能に対応してみせる強さも持っている。


凡そ百年前に彼は現れ、ブルーノにとって二代前のアヌビスと死闘を繰り広げた。


その結果、この宇宙の歴史においてただ一人、肉体を持ちながらにして直接地獄に引きずりこまれた人物となる。


肉体を持った者を地獄へ連れ去るには相応のリスクがあり、先々代アヌビスはそれを引き受けて死んでしまった。


精神的破壊も肉体的破壊も出来ない彼には地獄も手を焼き、無間地獄に幽閉されていたが、百年の時経て脱獄し、現世へ舞い戻ってしまう。


それも、数々の悪しき魂を引き連れて。


ブルーノにとって両親の仇である時の悪魔も、スカーフェイス・ジョンの配下にある。

 




数々の悪人、悪魔を裁く事になるブルーノだが、彼はある強力な敵『悲しみの怪物』と対峙する事で、神の裁量に疑問を抱き始める事になる。神の法でさえも、正しくないのでは、と。


このエピソードは映画化もされており、コミックファンは勿論、昔ながらのモンスタームービーファンの間でも名作と名高い。


また、この回以降ブルーノの行動にも明らかに心境の変化の影響が見え始め、以前は時折サポートに現れた神の軍団すらも、『油断のならない敵』となってしまい、彼は更に孤独な戦いを強いられる事となる。        

 






 

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さて、こうして三つのヒーロー作品を紹介し、これにてこのコーナーは終わりだったのですが、実はもう一人、個人的に皆さんへ御紹介したいヒーローがいるのです。


彼は今まで紹介した他の三人のヒーローとは大きく異なります。


スーパーニャン、フォクシーレディ、アヌビスはフィクションの世界の住人ですが、
彼は我々の世界に実在したヒーローでした。


少々昔の話ですので、私は直接お会いした事はありませんが、今も彼に会った事のある人はおり、彼の事は長きに渡って語り継がれております。


詳しい事は次回。


そういう訳で短期コーナー・ヒーローズファイル、次回最終回です。

 

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