ポン子はとにかく金棒を振り回したい
「今日の午前中に、ひよこ産業本社で節分イベントがあったんですよ。そう、豆をまくアレです。実は事前に鬼役をある二人に依頼してたんです。
何分自分らはひよこですので…豆なんて投げられても食っちゃいますし、何しろ豆を投げつけられるなんて侮辱耐えられませんよ。そんなことしたら社員全員で大乱闘になってしまいますからね。我々ひよこってのはそういう性分の連中が多いんですよ…。
おっと、話が逸れましたね。鬼役の子らなんですが、何やら最近やたらと色んな服を着て遊んでる子らが丁度いたので、その二人にこの仕事を依頼したんです。確か茂林寺ポン子さんと、久慈コン子さんでしたかな?快く依頼を受けてくれましたよ。
仕事といっても鬼のカッコしていただいて豆を投げつけられるだけの役なんですね。いくら我々といえど、相手はまだ中学生の女の子ですので、いつもは暴力的な我々も、こういう時は紳士です。投げつけるというより撒く感じでしたね。
打ち合わせでは、豆をかけられたら適当にわーわー言って逃げてみて下さいってなことになっていたんです。
けども、ポン子さんのほうですか。彼女豆をかけても一歩も退く気配なしでした。
もう、金棒振り回して大暴れですよ。たしかに、衣装と金棒を渡した時既に、彼女の目には何かがたぎっていました。あの時私が気が付いていればと、後になっておもいましたよ。
コン子さんはポン子さんを止めようと必死でしたが、なかなか事態は収まりませんでした。結局彼女がおさまったのは、コン子さんが止めたからというより、破壊対象がなくなったからという感じでしたから。ええ、会場はめちゃくちゃですよ。まるで創世記の頃の地球のようでした。
幸い怪我人は出ませんでしたが、もし会場に集まったのがひよこではなく人間だったなら大変なことになったでしょう。恐らく重傷者は何人かは確実に出たんではないでしょうか。
かなりの大事にはなりましたが、『金棒を持ったら振り回して暴れてみたい』という欲求には、我々としても理解できるというか、それ以上に共感すら感じたのでポン子さんには特に会社からのお咎めはなしということに収束しました。
むしろ、この事件を機に、来年からは社員総出で鬼のカッコに金棒装備で街に繰り出し、破壊活動を行うという催しの企画がひよこ産業社長自ら提案されたくらいです。
勿論来年のそのイベントにもお二人を招待し、このイベントのシンボルとして参加していただく予定です。」
― あるひよこ産業社員によるインタビューより
昨夜ふと弟が読み散らかしたピューっと吹く!ジャガーの単行本を手にとって開いたら節分の話だったので、何となく描きました。正直金棒が描きたかっただけ。ポン子が凄く様になってます。
日記更新で画像付いてないと寂しいなーと思って、最近はなるべく何かしら一緒に載せてるけど、ポン子コン子ばっかだね 笑。いや、他の絵も描いてんだけどね。
なんかオマケのが長くなっちゃったな!!
本題の個展のお知らせですが、依然言ってた販売するものの価格設定が決まったのでお伝えします。
A4サイズのイラスト(額縁入り)が一枚 ¥800
ポストカードサイズのイラスト(額縁入り)が一枚 ¥200
ポストカード各種が一枚 ¥100
となりました。
額縁入りの作品にはそれぞれ裏(額の中の)にちょこっと落書きをしておきました。ホントに落書きですが 笑。
naruco cafe は前回も宣伝しましたが、メニューがとても美味しいです。食事をしに来る感覚で、ついでに見てもらえるのが丁度いいと思います。
そういうわけで個展は明日から!ヨロシク!!本題終わり!
web拍手返事
>いいッス・・・かわいいッス・・・ ・・・最高ッス!
あざーーッス!
僕は絵も漫画も上手くないので、今後も『かわいい』を武器にした作品で頑張りたいです!
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