茂林寺の守鶴和尚の御茶釜は
汲めども尽きず 呑めども尽きず
文福茶釜でお茶振る舞い
妖怪絵札シリーズです。元々去年の学校の文化祭用に作ったポストカードです。不定期でここに一枚ずつアップしてみようと思います。なんとなく。
実を言えば昔から妖怪好きで、一時期やたらと本を漁って調べていました。おかげで大分妖怪方面には詳しくなりました 笑。
守鶴和尚といえば某忍者マンガにも砂の守鶴とかいう狸のバケモン出てきますよね。あれは守鶴和尚が元ネタです。正直、まったりな印象の強い文福茶釜だからなんで怪物の名に?って思ったのを覚えてます。
同じ狸でももっと悪役に適任な奴いるのになあ。でも名前が微妙なんですよね。隠神刑部とか言っても、ちと長いしね。それに『シュカク』って語呂が確かにかっこいいからなー。使いたくなる気持ちはワカル!
因みに茂林寺ってのはその守鶴のいたお寺で、今でもあります。確か群馬県にあるんだっけな。まだ行った事はないですが、狸の像がいっぱいあるらしいですよ。
僕の絵だと直接狸が茶釜になっていますが、本来は狸が化けた和尚です。その和尚が持っているのが汲めどもお茶の尽きぬ「文服茶釜」。でもほら、このが可愛いですよね 笑。
狸はよく和尚に化けます。美女に化けるのが定番の狐とは実に対照的だなー。まあ、なんか解るけどね。
文福茶釜には狐バージョンも山形県にあります。こっちの茶釜は一粒の米を入れて一晩待つと米が溢れるほど増えるというもので、弥太郎狐というのが留守の間寺の和尚に一つの巻物を守ってもらい、そのお礼に和尚に贈ったものらしいです。
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